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  • 執筆者の写真arikotakatsu

母を見送って

更新日:2023年2月9日


2月4日深夜、母がこの世を去りました。


妹が、左手。

私が、右手を握って送ることが出来ました。


なんと、母の母、私の祖母の命日。

祖母が迎えに来てくれたのかな?


長い看取り期間となりました。

毎日、朝から夜まで母と居ました。


コロナで会えなくて、

寂しい思いをさせた償いができたかな?


この間私は、いろんなことを考える時間を

たっぷりと与えられました。


「母の人生って、幸せだったのだろうか?」と、思ううちに。


「私は、この世を去る時、自分の人生に納得できるだろうか?」と、考え始めました。


そう思うと、やっぱり目の前の今日一日を

精一杯楽しむ、自分の決めたことをする。

それができた日は、心の底から幸せを感じる。


この心の底から感じることって、「魂」って言うものかな?


母が寝ているときに、

「西の魔女が死んだ」をまた読み返しました。


大好きな本です。

バイブルの中の一冊。


その中に「魂」のことが、書いてあります。


魔女(おばあちゃん)の言葉。


人は、魂と身体が合わさってできている。

身体は生まれてから死ぬまでの付き合いだけど、

魂の方はもっと長い旅を続けなければなりません。

赤ちゃんとして生まれた新品の身体に宿るずっと以前から魂はあり、歳をとって使い古した身体から離れた後も、まだ魂は旅を続けなければなりません。

死ぬと言うことは、ずっと身体に縛られていた魂が身体から離れて自由になること。

きっと、どんなに楽かしら。


そして、その後、おばあちゃんは、

身体からの脱出成功するのです。


母も上手に脱出できたかな?


すごく寂しいけと、

使い古した身体から離れて

のびのびしている母をイメージした時、


「お疲れ様。またね。」と、言える気持ちになって来ました。



もう一回、

ありがとう。お母さん。


さー、私は私の人生を生きるから、

見守っていてね。


もう還暦なのに、

未だ母に見守っていてね。

って…。笑


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